『書類選考が通過して、来週は面接だ!』
『でも、転職活動の面接って、どんな身だしなみにすればいいのだろ?』
『就活時のリクルートスーツ?普段着用しているスーツ?それとも、ビジネスカジュアル…?』

本日は転職活動中のビジネスパーソン必見!面接時の身だしなみについて執筆していきます。

基本的なマナーを知っておこう!

ときに、面接では話すより、見た目の印象が評価に直結してしまう事があります。
話すのが得意と、高を括っていると後悔するかもしれません。「見た目も重要だ!」と思い、しっかり知識を入れておいてください。まずは、面接時の身だしなみについての基本的なマナーから見ていきましょう。

基本的な考え方

早速ですが、ここで問題です!

Q.面接における身だしなみの基本的な考え方は何でしょうか?

A.答えはいたってシンプルです。

・初めての人と会うビジネスパーソン同士のフォーマルな場と考える
・面接に時間をもらっていると考える

転職の面接は広い意味でビジネスシーンのひとつであり、面接官というビジネスパーソンに初めて会う場です。
初対面の人が自分のために時間を割いていると考えて、失礼のない服装・身だしなみで臨むことが大切です。
普段の自分より“一段上げていく”くらいがよいでしょう。

普段の自分から一段階上げるには?

基本的な考え方を押さえた上で、一段階上の自分で面接に臨むためには、次のようなポイントを意識しましょう。

・清潔感を清潔感を演出する
・全身コーディネートのバランスを取る

身だしなみ・コーディネート実践編

前述のポイントを理解した上で、男性・女性のコーディネートのポイントを記載します。
ぜひ参考にしてみてください。

男性の場合

  • スーツ

色は黒、もしくはネイビーかダークグレーの無地で、シングルボタンのテーラードスーツが基本です。
明るすぎるブルーや白に近いグレー、ダブルのスーツ、凝ったデザインのスーツなどは派手に見えてマイナス評価になるかもしれません。学生時代に着ていたリクルートスーツは「新人」や「頼りない」という印象になりかねないので避けたほうが良いでしょう。

  • 上着、ボトム(ズボン、パンツ、スラックス)

上下セットのものを着用しましょう。いわゆる「ジャケパン」と言われる、セットではない別々の上着とボトムを合わせるスタイルは「私服で」もしくは「服装自由」という指定があった場合だけにしましょう。

  • ネクタイ

ネクタイの色は、スーツの色に合わせたものを選びましょう。その際、ピンクなどの派手な色は避けるとグッドです。柄についても、カジュアルになりすぎない「無地」「小紋」「ストライプ」が無難です。動物やキャラクターなどの模様は遊びの要素が強くなることがあるのでやめる方が無難です。

  • シャツ、ワイシャツ

白無地(織り柄や光沢のない)でアイロンがかかったワイシャツを着るのが鉄則です。
襟や袖口が汚れていたり、よれていたりすると「だらしない」印象になります。堅い社風の会社では白無地でも「ボタンに色がついている」「台襟が高い」といったデザイン性の高いシャツが、マイナスイメージになることもあります。また、ボタンダウンシャツは、本来カジュアルなものなので、原則としてスーツには合いませんので注意を。

  • ベルト

スーツに合う表革のものを。革素材でも編み込みのメッシュベルトや毛足のあるヌバック、目立つ金具や装飾が付いているようなタイプはカジュアルなイメージでスーツには合わせにくいでしょう。

スーツには、レザーの紐靴タイプのビジネスシューズがベスト。レザーの紐靴だとしてもスウェードやヌバックなど毛足のある裏革はカジュアルなアイテムだと理解してください。

  • ソックス、靴下

黒、濃紺の無地を選びましょう。派手な色や柄は、アパレル業界やクリエイター系の職種などファッションセンスをアピールしたい場合を除き避けてください。

  • 腕時計

派手な装飾があったり、一目でブランドものだと分かるものは、悪目立ちするので避けることをおススメします。

  • 鞄、かばん、バッグ

黒、濃紺、ブラウンでA4サイズが入る大きさが基本です。ビジネススーツに合わせる前提でデザインされたものであれば、リュックやトートバッグでも問題ありませんが、堅い社風の会社ですと、デザインに限らずリュックやトートバッグそのものにマイナスイメージを持たれることもあります。手ぶらや紙袋だけというのは論外ですので、ご注意ください。

  • アクセサリー

男性でも指輪、ピアス、ネックレスなどを身につけますが、面接の場では結婚指輪以外のアクセサリーは外しましょう。

女性の場合

  • スーツ、パンツスーツ、上着

サイズの合った無地のテーラードスーツに膝丈のタイトスカート(もしくはセミタイト)が基本です。色はネイビーやグレーがおすすめですが、ライトグレーやベージュ、キャメルでも問題ありません。色だけでなく「パンツスーツ」や「ノーカラージャケット」「スカート、パンツの丈の長さ」など多くの選択肢がありますが、ジャケットを着るスタイルでコーディネートしましょう。ただし、新卒時のリクルートスーツは「新人」「頼りない」という印象になりかねないので避けたほうが良いでしょう。

  • ボトム(パンツ、スカート)

パンツでもスカートでも問題ありませんが、「ミニスカート」「ロングスカート」「ワイドパンツ」「スキニーパンツ」など、トレンド性の高いものや体の線を強調するものは避けましょう。

  • ワンピース

テーラード襟のワンピースやシンプルなタンクワンピースなど、仕事のシーンにも適したデザインのものはありますが、女性特有のアイテムなので意図せず「女性っぽさ」が過剰に表れる可能性がありますので、面接時にあえて選ぶ必要はないでしょう。

  • インナー、シャツ、ブラウス

シャツ、ブラウスは白か淡いパステルカラーで透け感が少なく、かつ第1ボタンを外したときに胸元が開きすぎないものを選びましょう。
カットソーやニットを着る場合も、同様に胸元が開きすぎないものにしてください。カットソーを選ぶときは、ある程度の厚みや張りがあるものでないと、Tシャツのように見えてしまうので注意してください。

  • ストッキング、タイツ

スーツでもビジネスカジュアルでも、できるだけ「ナチュラルストッキング」を履きましょう。
秋冬なら黒タイツを気にしない企業が増えてはいますが、やはりタイツはカジュアル度の強いアイテムなので、スーツに合わせるときにはちぐはぐなイメージになりがちですだと認識しましょう。

  • 香水、フレグランス

服装以上に好き嫌いが分かれるアイテムなので、できればつけないほうがいいでしょう。香水をつけていなくても、香水のように香る「ヘアスタイリング剤」や「柔軟剤」の香りに要注意です。

  • アクセサリー

ピアス、ネックレス、ブレスレット、指輪など、どのアクセサリーがOKでどのアクセサリーがNGかの線引きは、企業によって異なるので明確なルールはありません。そのような場合は、ルールが厳しいほうに合わせておくのが安全です。アクセサリー類はつけないか、つけるとしても目立ちすぎないものにして、ドロップタイプのピアスやイヤリング、ボリュームのあるネックレスやバングルはスーツに合わないので外した方が良いです。

  • 腕時計

アクセサリーと同じく、目立ちすぎないものを選ぶのが無難です。一目見ただけでブランド品だと分かるデザインのものも避けたほうがいいでしょう。

  • 鞄、かばん、バッグ

A4サイズが入る大きさで、床に置いたときに自立するものを選びましょう。トートバッグなど、バッグの口が閉まらないものはセキュリティ面でマイナスなイメージを持たれることがあるので、注意が必要です。

  • 靴、ヒール、パンプス

シンプルな黒のパンプスがベスト。スーツとのバランスを考えると、ヒールの高さは5~7cmくらいがスーツに合ってきれいに見えます。

まとめ

今回は面接時における身だしなみについて、男性、女性の視点に立って解説しました。
『人を見た目で判断するな』という言葉がありますが、逆説的に考えれば、『人は見た目で判断する』生き物なのです。
もちろん、その人の人間性であったり、アイデンティティというものは言うまでもなく重要なものです。ですが、そこのフィールドに立つ前に、初めて会った時の第一印象で、その後の印象も大きく変わります。

少しでも選考を有利に進めるために、簡単に出来ることから取り入れてみてください。ぜひ身だしなみに気を付け、面接に勝ってきてください!

最後に

もし面接対策で悩むなら、転職のプロに相談するのも有効な手段です。
転職エージェントに相談することで、身だしなみの注意点から、よく聞かれる質問、その切り返し方法など入念に対策してくれるでしょう。

私たちは、どこよりもあなたに寄り添った転職サポートを行います。
一緒に悩み、一緒に成長していきましょう!