デザイン制作の際には様々なツールが利用されますが、その中で最も注目されているツールの一つとして「Figma(フィグマ)」が挙げられます。Figmaを使用することによって、デザイナーは効率的にデザインを作成・共有することが可能になります。
そこで今回は、Figmaとは何か、導入のメリット・デメリットからインストール方法まで一から解説したいと思います。
是非、最後までお読みください。
Table of Contents
Figma(フィグマ)とは?
Figmaは、ブラウザまたはアプリ上で利用できるデザインツールです。
Figmaの最大の特徴として、共有機能に優れており、複数人が同時にアクセスして編集することが可能です。
また、Figmaは創業10年以内で10億ドル以上の評価額を持っており、「ユニコーン企業」として驚異的な成長を遂げています。TwitterやSlack、Microsoftなどがこのツールを採用していて、その実用性と効率性が高く評価されています。
Figmaのメリット
ここからは、Figmaのメリットを紹介していきたいと思います。
デザインの作成
Figmaを使用することで、ウェブサイトやアプリのワイヤーフレームやデザインを作成できます。
色、サイズ、形状、ホバー効果などを自由にデザインできるだけでなく、プラグインも豊富にあるため、基本操作だけでなく、効率よく様々なデザイン制作を進めることができます。
チームでのコラボレーション
Figmaの最大の特徴の一つは、オンラインで一つのファイルを複数人で共有することが可能な点です。このことにより、チームメンバーがどこにいても、同じデザインファイルにアクセスして、同時に編集することが可能になります。従来であれば、作成したデザインは、複数人で共有して閲覧するのが一般的でしたが、Figmaではリアルタイムで編集できるので、時差をなくし、デザインの微調整を迅速に行うことが可能になります。
また、Figmaではデザインの特定の部分に直接コメントを残すことができます。これによって、チームメンバーに効率的にフィードバックを与えることができます。このコメントは、スレッド形式で管理されるので、コメントの履歴も追跡しやすくなり、コミュニケーションエラーの防止にもつながります。
無料で利用できる
AdobeXDやPhotoshopには無料プランが存在せずに、7日間の無料体験プランのみが提供されているだけです。
しかし、Figmaはスタータープランを提供しており、これにより誰もが無料でデザインを編集し、共有することができます。共同作業に関してはいくつか制限がありますが、基本的な機能は無料プランでも十分利用可能です。
バージョン管理ができる
Figmaには便利なバージョン管理機能を搭載しているので、万が一ファイルを削除してしまっても、容易に復元することが可能です。
特に大規模なチームでの共同作業では、ファイルの削除といったヒューマンエラーが起こりますが、バージョン管理機能によって安心してプロジェクトを進めることができます。
Figmaのデメリット
続いて、Figmaを使う上でのデメリットについてご説明します。
オフラインで作業できない
Figmaはインターネット接続必須のクラウドソフトです。そのため、オフライン環境では作業ができず、インターネットアクセスが不可能または限られている場所では使用できません。この点は、利用者によっては不便と感じられるかもしれません。
有料プランの必要性
Figmaには無料プランがありますが、一部の高度な機能を利用したり大規模チームでの共同作業には、有料プランへのアップグレードが必要です。有料プランに加入することによって、プロジェクトのニーズに合わせた選択肢、専門的なサポート、そしてセキュリティ面の強化などが提供されます。
Figmaのインストール方法
①アカウント作成
まずはFigmaを利用するために、アカウントを作成する必要があります。
Figmaの公式ページにアクセスして、「無料で始める」ボタンを押して、アカウント作成に移ります。
メールアドレスとパスワードを入力して、アカウントを作成ボタンを押します。
名前を入力して、continueを押します。
次に利用目的を答えてcontinueを押します。
次にどの雇用形態に属しているのかを選択してcontinueを押します。
これらの次々と出てくる質問を3分ほど答えていくと、アカウントが作成されます。
②デスクトップアプリのダウンロード
アカウントを作成したら、デスクトップアプリをダウンロードしましょう。
ダウンロードページを開いて、お使いのOSのアプリケーションをクリックしてください。
ダウンロードして、ご自身のアカウント情報を入力すればインストール完了です!
まとめ
Figmaは、直感的な操作性、幅広い機能性、そしてリアルタイムの共同作業を可能にするクラウドベースのデザインツールです。
インターネット環境に依存する点や一部機能では有料プランが必要なケースがありますが、Figmaを利用することによって、デザイナーがプロジェクトを進める際の効率を飛躍的に向上させます。ぜひFigmaを有効活用して、デザインワークフローのレベルを引き上げてください。
当サイトではほかにも幅広くITに関する記事を公開しています。
Figmaと同様に役に立つツールとして活用されているNotionに関する記事も書いているので、ぜひご覧ください。