Kintoneは、ノーコード/ローコードでアプリを開発できるプラットフォームとして、多くの企業で利用されています。特に、プログラミングの知識がなくても簡単に業務アプリケーションを作成できる点が魅力です。本記事では、Kintoneを使って初めてアプリ開発を行う初心者向けに、簡単なステップを紹介します。この記事を参考にすれば、誰でもすぐにKintoneでアプリを作成し、業務効率化を実現できます。

ステップ1: Kintoneアカウントの作成とログイン

まずは、Kintoneを利用するためのアカウントを作成します。

  1. Kintoneの公式サイトにアクセス
    • Kintone公式サイトにアクセスし、「無料でお試しする」ボタンをクリックします。
  2. 必要情報の入力
    • 氏名、メールアドレス、会社名などの必要情報を入力し、アカウントを作成します。
  3. メール認証とログイン
    • 登録したメールアドレスに送信された確認メールを開き、リンクをクリックしてメール認証を完了させます。その後、Kintoneにログインします。

ステップ2: 新しいアプリの作成

Kintoneにログインしたら、早速新しいアプリを作成してみましょう。

アプリの作成

    • Kintoneのダッシュボードで「アプリ」タブをクリックし、「アプリを作成」ボタンを押します。

アプリ作成方法の選択

    • いくつかの方法でアプリを作成できますが、初心者には「はじめから作成」を選ぶのが簡単です。これにより、ドラッグ&ドロップでフィールドを追加し、アプリの基本構造を作成できます。

フィールドの追加

    • アプリに必要な情報を入力するためのフィールドを追加します。例えば、顧客管理アプリの場合、「顧客名」「連絡先」「購入履歴」などのフィールドを追加できます。フィールドを選んで画面右側にドラッグするだけで追加できます。

アプリの保存と公開

    • すべてのフィールドを追加したら、「アプリを公開」ボタンを押してアプリを公開します。

ステップ3: アプリのカスタマイズ

作成したアプリを、さらに自社の業務に合った形にカスタマイズしてみましょう。

  1. フィールド設定の調整
    • 各フィールドの設定を調整し、入力必須項目の設定や初期値の設定を行います。また、入力形式(数値、日付、テキストなど)を指定することで、データの正確性を確保します。
  2. フォームレイアウトの変更
    • フォームのレイアウトを変更して、ユーザーが使いやすい配置に調整します。フィールドをグループ化したり、位置を変更したりして、業務フローに合ったフォームを作成します。
  3. ステータス管理の設定
    • 業務の進捗状況を管理するために、ステータス管理を設定します。例えば、顧客対応のプロセスを「未対応」「対応中」「完了」といったステータスで管理することができます。
  4. 通知機能の追加
    • アプリに通知機能を追加して、特定の条件が満たされたときに担当者にメールで通知が送られるように設定します。これにより、タスクの進捗を見逃すことなく管理できます。

ステップ4: データのインポートとエクスポート

既存のデータをKintoneに取り込む、またはKintoneのデータを他のシステムで利用するためにインポート/エクスポート機能を使いましょう。

  1. データのインポート
    • CSVファイルを利用して、既存のデータをKintoneアプリにインポートします。「アプリ」メニューから「インポート」を選択し、CSVファイルをアップロードします。フィールドとのマッピングを確認し、インポートを完了させます。
  2. データのエクスポート
    • Kintoneに保存されたデータを、他のシステムで利用したい場合は、CSV形式でエクスポートできます。「アプリ」メニューから「エクスポート」を選択し、エクスポートしたいデータを選んでダウンロードします。

ステップ5: アプリの運用と改善

アプリの公開後、実際に運用してみて、必要に応じて改善を行います。

  1. ユーザーフィードバックの収集
    • アプリの利用者からフィードバックを収集し、使い勝手や機能に対する改善点を確認します。
  2. アプリの改善
    • 収集したフィードバックに基づいて、アプリを改善します。フィールドの追加や削除、レイアウトの変更、通知設定の見直しなどを行い、アプリを最適化します。
  3. レポート機能の活用
    • Kintoneのレポート機能を使って、アプリのデータを視覚化し、業務の現状を分析します。これにより、さらに業務改善のアイデアを得ることができます。

まとめ

Kintoneを使えば、初心者でも簡単に業務アプリを開発し、運用することができます。

本記事で紹介したステップに従って、まずは基本的なアプリを作成し、自社の業務に合った形にカスタマイズしてみましょう。

Kintoneのアプリ開発は、ノーコード/ローコードで行えるため、ITの専門知識がなくても自分たちで作業を進められる点が大きなメリットです。Kintoneで業務の効率化を実現し、ビジネスの成長をサポートしましょう。

このサイトではほかにも、Kintoneの様々なカスタマイズ方法に関する記事も投稿しておりますので、ぜひチェックしてくださいね!

https://arcuss-service.com/knowledge/how-to-auto-day.html