デザインや印刷で使われる色の違いに注目したことはありますか?
ウェブサイトやスマホの画面、印刷物の色は、実は全く異なる方法で作られています。
それぞれの色空間、RGBとCMYKには独自の特徴があり、用途によって使い分けが必要です。
この記事では、RGBとCMYKの違いと、それぞれがどのように色を表現するのかをわかりやすく解説します。
デザインや印刷の際に役立つ知識を身につけましょう!
Table of Contents
RGBとCMYKの基本概念
まず初めにRBGとCMYKの基本概念からお話ししていきます。
RGBとは

RGB(Red, Green, Blue) RGBは、光の三原色である赤、緑、青を組み合わせて色を表現するカラーシステムです。主にディスプレイやモニター、デジタル機器で使用されます。コンピュータの画面、テレビ、スマートフォンのディスプレイはRGBカラーモデルを基にしています。
【特徴】
- 色は光の合成で作られている。
- 各色は0から255の間で数値化され、全体で1677万色(256×256×256)を表現できる。
- 画面上では、赤、緑、青の光が重なり合って、様々な色を作り出す。
CMYKとは

CMYK(Cyan, Magenta, Yellow, Key (Black)) CMYKは、印刷物などで使われるカラーシステムで、色をインクの混合によって表現します。シアン(青緑)、マゼンタ(赤紫)、イエロー(黄色)という3つの基本色と、黒インク(Key)の4色で色を表現します。
【特徴】
- 色はインクの吸収と反射によって作られている。
- 印刷の際、インクの重ね方で色を作るため、全体で表現できる色域はRGBよりも少ない。
- 「K」は「Key」の略で、黒を使う理由は、色の濃さやシャープさを出すため。黒を使用しないと、色が暗く見えず、印刷物のコントラストが不足する。
RGBとCMYKの違い
色の表現方法
- RGBは「光を加える」ことで色を作ります(加法混色)。
- CMYKは「色を吸収する」ことで色を作ります(減法混色)。

使用場所
- RGBは、コンピュータのモニター、テレビ、スマートフォンなどのスクリーンで使用されます。
- CMYKは、プリンターや印刷物に使用されます。
色域の違い
- RGBは光を使うため、色域が広く、鮮やかな色を表現できます。
- CMYKはインクの物理的な制限があるため、色域が狭く、RGBに比べて色が少し抑えられる傾向にあります。

RGBとCMYKの使い分け
デジタルデザイン
ウェブサイトやアプリ、映像などデジタルコンテンツのデザインにおいては、RGBカラーが標準です。モニターの画面で色を表示するため、このカラーシステムが最適です。
印刷物
ポスター、パンフレット、名刺など印刷物のデザインにはCMYKが使用されます。印刷ではインクの重ね合わせによって色を再現するため、CMYKカラーシステムが最適です。
RGBとCMYKの変換
RGBとCMYKの間には、直接的な対応関係があるわけではないため、色の変換にはいくつかの調整が必要です。例えば、RGBで鮮やかに見える色が、CMYKに変換すると色が鈍くなることがあります。デジタルデザインを印刷物にする際は、印刷機の色域に合わせて調整を行う必要があります。
まとめ
RGBとCMYKは、それぞれ異なる方法で色を表現するシステムです。RGBは、光を使って色を作り出す加法混色で、デジタルデバイスに最適なカラーシステムです。これに対して、CMYKは、インクを重ねることで色を作り出す減法混色で、主に印刷物に使用されます。
デジタルデザインや印刷物において、色を正確に再現するためには、これらのカラーシステムの違いを理解し、適切に使い分けることが重要です。それぞれの特徴をしっかりと把握し、目的に応じた最適な方法で色を表現しましょう。



