Webデザインにおいて「配色」は、文字のフォントやレイアウト以上に印象を左右する要素です。
同じ構成でも、色の選び方ひとつで“信頼感のあるサイト”にも“ポップで親しみやすいページ”にもなります。
色は人の感情に直接作用する大切なデザイン要素です。

しかし、配色を考えようとすると「なんとなく選んだ色が合わない」「全体がチグハグになる」
といった悩みも出てくることがあります。
そんなときに役立つのが、色相環(カラーホイール)をもとにした6つの配色技法です!

色の関係を“理論的に”理解することで、センスに頼らず、目的に合った色使いができるようになります。
今回は、Webデザインの現場で特によく使われる6つの基本パターンをわかりやすく解説します!

① モノクロマティック(Monochromatic)

1つの色相の中で、明度や彩度の違いをつけて構成する配色です。
同系色だけでまとめることで統一感と安定感を演出できます。
派手さはないですが、洗練された印象になりやすく、コンテンツを引き立てたいときに最適です。

💡向いているデザイン:企業サイト、ミニマル系、ポートフォリオ

② アナログ(Analogous)

色相環で隣り合う3〜4色を使う手法。
自然界でも多く見られる色のつながりです。
全体が柔らかく、調和のとれた印象になります。
ただし、色同士の差が少ないため、コントラストを意識して主役色を決めましょう。

💡向いているデザイン:美容・自然派ブランド・ライフスタイル系

③ ダイアード(Dyad)

正反対の位置にある2色(補色)の組み合わせ。
赤×緑、青×オレンジのように、強いコントラストで目を引く配色です。
アクセントカラーとして効果的ですが、面積配分を誤ると刺激が強く感じられます。
メインカラーを多めに、補色はポイントで使うのがコツ。

💡向いているデザイン:スポーツ、エンタメ、キャンペーンLP

④ スプリット・コンプリメンタリー(Split Complementary)

メインに選んだ色の補色の両隣にある2色を組み合わせる手法です。
補色ほどコントラストが強すぎず、より柔らかく自然な印象になります。
3色構成なので、デザインに動きと深みを出しつつ、全体のバランスも取りやすいのが特徴です。

⑤ トライアド(Triadic)

色相環上で正三角形の頂点にある3色の組み合わせ。
バランスが良く、カラフルでもまとまりやすい万能な配色です。
赤・青・黄など、はっきりした色を使うことで活気とリズムが生まれます。
ただし、全色を均等に使うと散漫になりやすいので、主役・脇役を明確にしましょう。

💡向いているデザイン:教育、テクノロジー、ポップなブランドサイト

⑥ テトラード(Tetradic)

色相環上で正方形の各頂点にある4色配色の組み合わせ。
多色ながらも関係性が整っているため、統一感を保ちつつ個性的な世界観を作れます。
彩度を調整しながら使うと、洗練されたビジュアルに仕上がります。
上級者向けですが、アートやブランド演出には効果的です。

💡向いているデザイン:ファッション、アート、ブランドキャンペーン

🖋 まとめ

配色は「感覚」ではなく「理論」で整理しましょう。
6つの基本技法を理解すれば、どんなデザインでも印象をコントロールすることができます。
たとえば「信頼感を出したい」ならモノクロマティック、「目を引きたい」ならコンプリメンタリーなど、
目的に応じて選び分けるのがポイントです。

まずは好きな色から始めて、色相環上で関係する色を探してみましょう。
配色の仕組みを意識するだけで、あなたのデザインはぐっとプロフェッショナルになります!